語彙力アップのために

言葉を知らなければ、読解をできるようにはなりません。

語彙力テキストで、毎日いくつかの言葉を確実に暗記する子それをしない子では、語彙力に大きな差が出てしまいます。

それが読解力の差につながるのです。

そこで、今年度は教室の指定したテキストでコツコツと言葉を覚えてもらい、月イチで確認テストも行っています。

これが良い刺激となり、計画的に漢字や言葉を覚える習慣のついた子もいます。その陰には、声掛けや付添いといった親御さんの力添えもあることと思いますが、この時期の言葉の学びは、子どもにとって何よりの宝となるでしょう。

「覚えなさいよ」のひとことで、一人で動き出す子もいれば、毎日付き合ってあげないと、なかなか取り組めない子もいます。

個性は十人十色。それぞれのお子さんの個性に合わせられるのが家庭学習の良いところでもあります。

テスト結果

第3回目・10月のテスト結果です。

クラス 得点分布 平均点 満点
レベル2 2~14 9.2 16
レベル3 0~20 12.5 21
レベル4 4~41 19.6 42
レベル5 7~39 21.8 42
レベル6 7~42 25.7 42

*レベル1,2の問題に、漢字テストを追加しました。訓読みは知っていても熟語になると書けないという子が多くみられました。書き言葉には熟語がたくさん出てきます。年齢相応の熟語を着実に覚えましょう。

*レベル4,5,6は同じ問題です。

*レベル3はクラス平均に偏りが見られました。クラス別平均:月曜3Bクラス(14.2)・火曜3Bクラス(15.1)・金曜3Aクラス(7.9)

 今後のためにすべきこと

子どものテスト結果を見て、親が思うところはいろいろあると思います。

でも、もしも期待通りの結果ではなかったとしても、マイナスの声掛けはしないでほしいのです。

「うっかりミスさえしなければ満点だったのにね」

「ちゃんと暗記しなさいって言ったのに」

「間違えた漢字は覚えるまで20回書きなさい!」

こんな言葉を聞かされたら、もっとやる気を失うし、自己否定感が募ります。

どの子もテストに真剣に取り組んでいます。

テスト終了の合図でいっせいにもれるのは、大きなため息です。

開口一番「お母さんに怒られる!」と半泣きになる子もいます。

わたしたちがすべきは、子どもを脅すことではなくて、勇気づけること。

怒りにまかせて発せられるセリフをぐっと飲み込んで、

「来月のテストのために、毎日いくつの言葉を覚える?」

「毎週末に、覚えた言葉のミニテストをしようか」

などなど、ぜひ子どもが前向きになれるような言葉を掛けてあげてください。

語彙力と学力は正比例する

本来、言葉は単純作業で暗記するものではなく、読書や日常生活の中で身につけていくものだと思います。

でも、それだけでは足りない。

特に読書量の乏しい子は、中学受験、高校受験、大学受験までに必要な語彙力がなかなか身につかないのです。

高学年は、同じ語彙力テキストを3年間使い続けます。

3周もすれば、おおかたの言葉を覚えてしまうでしょう。しかも、テキストに出てくる言葉はすべて日本語です。

見たことのある言葉を日常で耳にするたびに、意識に引っかかります。

そうして、言葉を自分のものにしていきます。

漢字や語彙を覚えることを小学生のうちに習慣化してください。

言語能力は、知的能力の確信であり、学力の土台です。できのいい子、ひらめきのある子は、例外なく高くてゆたかな言語能力を持っています。

(岸本裕史「見える学力、見えない学力」より)

言葉を知らないと、それだけ教科書や参考書が読めなくなります。

語彙力は自学自習のために、必要不可欠な力です。

小学生のうちに頑張っておきましょう!