日本語には言葉が多い。それは、同じ物事を言うのに、いくつも言い方があるからだ。地位や職業による話し方の違いや、方言による話し方の違いもあり、日本語には言葉の数が多いということになる。
大人ならすっと読めますが、小学生にとってはどうでしょうか?
「職業による話し方?」「地位って何?」「方言って?」
これらがピンとこない子は、文章全体の意味もあいまいなまま読み進めることになります。
中学受験の文章は、基本的に大人向けの本からの引用です。
知らない言葉、知らない世界、知らない価値観がやたらと出てきます。
でもそれって、10歳そこそこの子にとっては当たり前のことなんですよね。
「読めない」のは、子どもが悪いわけじゃない
塾での国語指導では、前提となる知識や語彙については、ほとんど触れられません。
それが当然といえば当然。
なぜなら「語彙」や「常識」は、漢字のように範囲が決まっているものではなく、時間内に教えるのが難しいからです。
だからこそ、この部分は家庭でのフォローがとても大事になってきます。
語彙力アップは“日々の積み重ね”がカギ
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家庭でできる「語彙」と「常識」の育て方
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読書を習慣にする
一番のおすすめは、やっぱり読書。
読むスピード、語彙の幅、思考力が、自然と身についていきます。 -
語彙問題集を“話しながら”使う
ただ機械的に問題を解くのではなく、「この言葉、他にもどんな場面で使う?」など、親子で会話しながら取り組むのがおすすめです。 -
子どもに“話させる”時間をつくる
語彙は“使って”初めて身につきます。 子どもが何かを言おうとしているとき、つい先回りして言葉を補ってしまいがちですが、そこはぐっと我慢。「待つこと」が、語彙力アップの第一歩になります。
まとめ
国語の点数が伸び悩むのは、「ちゃんと勉強していないから」ではなく、「土台となる語彙や常識がまだ育っていないから」かもしれません。
塾では触れられにくいこの部分こそ、実は一番大切なんです。
日々の中で少しずつでも会話を楽しみながら、語彙と常識のシャワーを浴びせてあげてくださいね。