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いっしょに学ぶ仲間のことを知ろう

小学生国語クラスの授業がスタートしました!

新しい学年になって初めての授業。顔見知りの友だちもいれば、はじめましての子もいます。

だから、初回の授業時には学習時間は最小限にとどめて、自己紹介やアイスブレイクに多くの時間をさきました。

国語を勉強するといっても、いきなり長文を読んで正しい答えを書くのではありません。

むしろ、それは結果であって、目的ではない。

言葉を道具として自在に操れるようになれば、結果的に文章を読めるようになるのです。

言葉はコミュニケーション・ツールのひとつです。

人と会話をしたり、授業中に発言したりを繰り返すことで、言葉との親和性もどんどん高まります。

これから1年間、週に一度集まってコミュニケーションし合う仲間を知る。

自分を知ってもらい、仲間のことがわかれば、会話もはずみます。

 

クラスの仲間と共に学び成長する

せっかく縁あって、一緒に学ぶことになった仲間です。

誰か一人ができるようになるのではなくて、みんなができるようになって欲しい

そのためにも、困ったときにはお互いに助け合って欲しい

どうせ勉強するなら、楽しい雰囲気の中で国語を学んで欲しい

初回の授業では、そんな意味合いのことを、学年に合わせて言い方を変えて生徒さんたちに伝えました。

 

グループ授業なのだから、いろんな子がいて当たり前。

早くできる子と時間のかかる子

集中力のある子と落ち着きのない子

おしゃべりな子と恥ずかしがり屋さん

社会に出れば、自分とは違う様々なタイプの人と仕事をすることもあるのです。

自分とは違う性質の人を否定して排除するよりも、できる限り歩み寄って助け合ってみる。

そんなことも体験する教室にしたいと思います。

 

どうやって知り合うかも自分たちで決める

自己紹介タイムで名前と「よろしくお願いします!」を言った後には、盛大に拍手をし合いました。

そして「お互いを知るためのアイスブレイクタイムには何をするか?」は、生徒さんたちに決めてもらいました。

 

好きなこと、得意なことを披露し合う

子どもカタルタ(接続語などの言葉カード)を使って、即興で話をつなげていく。思いつかない子がいたら、左右の子が助ける

最近あった「嬉しかったこと」「腹立たしかったこと」などを語る。心情語も自分たちで選ぶ

カルタでチームを組んで競い合う。ルールも自分たちで決める

「自由」と「自分勝手」はどう違うのかを話し合う

 

多数決で決めたので、たとえやりたくないことでもみんなが参加することができました。

そして、上手く言えなかった、カルタがとれなかったなど、それぞれ思うことはあったにせよ、はじめて会った子どもたちが、なんとか場を盛り上げようとお互いに協力する姿を見て感動しました!

やむなく初回授業を欠席した生徒さんも、次回は暖まった場に、すんなり溶け込めることと思います。

なんといっても、みんなで助け合って学ぶ教室なのですから。

 

今後の授業について

1学期は主に論理力育成に力を入れます。

いちどの授業ですべてを理解して身につけることはまず無理でしょう。

おうちでは必ず復習をしてください。

復習には、市販されている問題集

出口汪の日本語論理トレーニング 論理エンジンJr.シリーズ

を活用しても良いでしょう。(各学年 基礎・習熟・応用編があります)

教室で使用している塾用のテキストと並行して使えます。

 

国語は母語です。週に一度の勉強だけでなく、日常的な訓練は欠かせません。

そして、レベル2以上のクラスの生徒さんは、家庭学習用のテキストで、漢字や語彙力の勉強を各自のペースで進めておいてくださいね。

範囲はお知らせしたとおりですが、やり方は是非ともその子に合った方法を見つけて、習慣化してください。

それでは、来週もまた教室でお待ちしています!