学校の国語のテストと、入試や塾の国語のテストは、出題形式と求められる能力において、全く異なるものだと言えます。
学校の国語のテスト
学校の国語のテストは、授業で扱った文章や先生の解説に基づいた内容が中心です。
このため、先生の解釈や授業中に強調されたポイントをどれだけ正確に覚えているかが重要になります。
つまり、文章の内容そのものを深く理解する力よりも、知識の記憶と再現力が問われる側面が強いです。
※文章の深い理解は、授業中にかなりの時間をかけて行われているはずです。
※初見の文章が出題される場合は、入試と同様にお考え下さい。
入試・塾の国語のテスト
一方、入試や塾の国語のテストは、初見の文章をその場で読み解く力が求められます。
出題者の意図を読み取り、論理的な根拠に基づいた解答を自分で導き出す必要があります。
これは、単なる暗記では通用しません。
文章構造の把握、論理展開の理解、筆者の主張や意図を読み取る読解力、そしてそれを適切に表現する記述力など、総合的な思考力が試されます。
国語教室ミルンで鍛えるのは、これらの力です。
そして、この真の国語力が伸びれば、結果的に学校の国語のテストも解けるようになります。
授業を含めて学習全般は、すべて文章を読んだり聞いたりして理解するものだからです。
対応策
このように、学校のテストが「授業内容の暗記・再現」を重視するのに対し、入試や塾のテストは「初見の文章に対する読解・思考・表現」を重視します。
そのため、これらは求められる力が根本的に異なる、別物だと考えられます。
これらの違いを理解した上で、それぞれのテスト対策を行うことが重要になります。
学校のテストは、授業の復習やノートの整理、テスト前の暗記が効果的です。
そのためには、日ごろから板書を怠らず、授業中に先生が強調したポイントを注意深く聞き取り、ノートに書き留めることも重要です。
一方、入試対策は、語彙力を身につけ、論理力を鍛え、多くの初見の文章を読んで、自力で解く練習を重ねることが不可欠です。
ただなんとなく漫然と文章を読むのではなく、論理的に読む。
国語教室ミルンでは、その習慣を身につけることを目標に、授業を組み立てて指導しています。
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