「語彙力って、結局どれくらい必要なんでしょう?」

特に中学受験を意識されているご家庭では、語彙力不足は悩みの種。

語彙力が合否を左右することも少なくありません。

では、実際にどれくらいの語彙数が必要なのでしょうか?

中学受験で必要な語彙数の目安

最新の市販の中学受験向け教材などから見てみると、次のような数字が目安になります。

・中堅校を目指すなら:約1,400語
・難関校を目指すなら:さらに約1,400語

ここでいう語彙とは、「普段の生活ではあまり使わない、抽象度の高い表現や文語的な言い回し」などのやや難しい言葉です。

「優しい」「食べる」などの日常語は含まれていません。

「普遍的」「面はゆい」「慮る」「二の足を踏む」など、日常的には耳にすることの少ない言葉です。

普段聞くことがないだけに、意味を知らないままやりすごすことになりがちです。

ところが、こうした語彙を理解できるかどうかが、説明文や物語文を読み解くうえで大きなカギになるのです。

 

まずは4年生までに「800語」を目標に

中学受験を視野に入れるなら、小4までに800語ほど覚えておくと、その後の上乗せがとてもスムーズです。

なぜなら、語彙の学習は“雪だるま式”に増えていくから。

「知っている言葉」が多いほど、新しい言葉の意味も類推しやすく、文脈理解が楽になります。

国語教室ミルンの「語彙力アップコース」では、まずは基本の800語を覚えることを目標にしています。

誰もが中学生になるからこそ、語彙は大切

中学受験をしないお子さんでも、いずれ必ず中学生になります。

そのとき、教科書の文章や定期テストの問題をスムーズに読み解く力が求められます。

つまり、語彙力は“受験のため”だけでなく、“将来のため”の力なのです。

 

小学生のうちに、言葉をたくさん覚えておこう

脳がやわらかく、好奇心旺盛な小学生の時期こそ、「言葉の力」を育てる絶好のタイミングです。

語彙力がつくと……

• 読解力が上がる

• 表現力が豊かになる

• 世界の見え方が変わる

つまり、知っている言葉の数だけ、お子さんの視野が広がるのです。

ミルンの「語彙力アップコース」で学ぶもよし、ご家庭で積み重ねるもよし。

大切なのは、中学受験、高校受験、大学受験の入試直前になって「語彙力が足りず読解できない!」という事態を防ぐことです。

「語彙力」は一朝一夕では身につきません。でも、毎日の積み重ねが確実に力になります。

語彙の習得は、毎日コツコツ取り組める国語対策のひとつ。

お子さんの未来のために、1日でも早く“ことば貯金”をはじめましょう。