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やればできるようになることは確かです

教室に通ってくれるすべての生徒さんの成績がアップする。

本来は、それが教室の存在意義であり、そのような講義を提供することが使命である、というのは大前提。

でも、現実はそうはいかない。

正確にいうと、すべての生徒さんの希望をかなえることは、現時点ではできません。

何もしなかったら(おそらく)今よりもできなかったと思われるので、通塾がまったく無意味になることはない。

でも、結果がでるまでの期間には、個人差があるのです。

3ヶ月で成績のアップする子もいれば、3年かかってやっと結果がでる子もいます。

教室に通い始めてくれた時の実力、取り組み姿勢、家庭学習の習慣など、すべてが違うので、伸びも違えば結果も違う。

マラソンにたとえると、スタート地点も、体力も、ペースも違う子が一斉にスタートするようなもの。

でも、学力のゴールは人それぞれなのだから、みんなが一斉にゴールに到達できなくてもいいのです。

その子のゴールにたどり着くまで導きたい

とくに国語の成績の上がり方には、ある特徴があります。

暗記すればすぐできる!というものではなく

ためて、ためて、ためて、一気にドーン!

という感じです。

この、ためて、ためて、の期間があまりにも長いと、親も本人も不安になります。

私は経験上、効果のあることはわかっているので

「あ~時間がかかりそうだな、でも頑張ってほしいな」

と思えるのですが、そんなことを知らなければ、

「こんなことやっていても、意味がないんじゃないか?」

「もっと他の良い学習法があるのではないか?」

と思うのは当たり前。

ありがたいことに、ほぼ全員の生徒さんがお友達やご兄弟の紹介で入室して下さっているので、生徒さんたちはどれくらい時間がかかるかを承知の上で通ってくださっています。

忍耐強くおつきあいいただいており、感謝の一語に尽きます。

国語学習に関しては、努力がまったく報われないことはありません。

これは断言できます。

思ったよりも、はやく、あるいは、良い結果がでれば

「できるようになった!」

と思えます。

なかなか結果がでなくてあきらめてしまったら、できるようにはならなかったということになります。

最短は3か月、上手いこと波に乗れた場合は1年半くらいで

「お!解けるようになったかも」

と、思うことが多いです。

そして、学期末の度に、たくさんの生徒さんから

「成績が上がりました!」

という嬉しいLINEメッセージが届きます。

心の底から喜びと幸福感が湧きおこる瞬間です。

できるだけ多くの子どもたちのマラソンに付き添って、ゴールまで一緒に走りたいと思います。

子どもは親の理想通りにはならない

できるようになるための必須条件は

欠席しないこと!

あたりまえのことですが、とてもとても大切なことです。

教室に来てくれないと、教えようがありません。

その上で、

座って勉強をすることが苦でなく、60分~90分の間 集中力が持続できて、人の話を聴ける

のであれば、たいていは教えた分だけ吸収してくれます。

あとは、適切なカリキュラムで知識をINPUTし、そろそろ忘れているかな、という時期にリマインドし、あるていどの準備ができたところでどんどんOUTPUTをさせて力をつけるだけ。

このサイクルに乗れば、グンと成績は上がります。

でも、教室には来てくれるものの、目を離すとよそ事を考えていたり、話を聞かずに勝手に解き進めたり、おうちで復習をしなかったり…

では、なかなか思うように学習は進みません。

でもね、子どもってそういうものだと思うんですよ。

だれもがみんな勉強に向いているわけではない。

運動神経のいい子、踊りの上手な子、ゲームの天才、絵のうまい子、いろんな才能をもって生まれてくるのです。

だから、その子なりのペースで成長してくれればいい。

それでも

受験を控えているとか、目標値から大きくはずれているとか、半年で成績を上げたいとか…

こういった要因がからんでくると、悠長なことも言っていられない、というのが本音です。

現在のアトリエミルンの授業は、グループ形式です。

実力が同じくらいの生徒さんたちでグループを作り、同じ課題に取り組みます。

集中が続かない、理解に時間がかかる、などグループ授業の波に乗り切れない場合は、個人授業の形態が望ましいのですが。

私一人で運営する個人教室なので、1:1の個人枠はご用意することはできません。

これがここ数年の悩みのタネです。

なにか良い方法はないかと、模索中です。

アシスタントティーチャーも考えないことはないのですが、人が増えれば人事関係のワークロードも増えます。

それよりも授業研究や設計のための時間を確保したい。

それで、授業見学も兼ねて、お母さまに付添いをお願いすることもあります。

おうちでも教室と同じ方法で読解に取り組めるなど、親の付添いは利点も多いです。