【お願い】解答冊子の管理について
いつもお子さまの学習にご協力いただき、ありがとうございます。
国語という教科の特性上、「自分の頭で考えること」「言葉を選んで表現すること」が力を伸ばすうえでとても大切です。
しかしながら、解答冊子の管理に関して以下のようなケースが報告されています。
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保護者の方が目を離したすきに、お子さまが解答を持ち出して書き写していた
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授業中、解答を手元に置いてオンライン授業を受けていた
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模範解答とまったく同じ記述が提出され、不自然に思い確認したところ、丸写しだった
- 「授業を自室で受けたい、気が散るから見に来ないで」と言われたが、こっそりのぞいたら解答を横に置いていた
もちろん、「答えがそばにあれば見たくなる」のは自然なことです。お子さま自身が悪気なく、「ちょっとだけ…」という気持ちで見てしまうこともあります。
ですが、模範解答を書き写しているだけでは、国語の力は身につきません。
特に記述問題は「考えて言葉を選ぶ」ことが何より大切です。
写すことで一時的に点数は上がるかもしれませんが、長期的に見るとお子さまの力にはなりません。
ちなみに私は小2のときにドリルの答えを1つずつずらして写し、親にバレてこっぴどく叱られた経験があります。それは意味のない作業だと説教され初めてそうなのか!と気づかされました。
今思えば「考えない作業」に時間を使ってしまっていたのだと実感しています。
解答冊子の管理をお願いしたい理由
オンライン授業では特に、ご家庭での解答管理が重要になります。
以下のような対策にぜひご協力ください。
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授業中は保護者の方の手元に解答冊子を置く
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ご不在時には、バッグなどに入れてお持ちください
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いつもの場所に置かない
お子さまの「ちょっと見ちゃおうかな」という気持ちを防ぐのは、保護者の方の力が必要です。
実際、「解答を徹底管理するようになっただけで、記述力が伸びた」というケースも多くあります。
見極めのヒント
以下のようなときは、解答の丸写しの可能性があります(お子さまの解答は、LINE画像でご確認いただけます)。
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模範解答と語順・言い回しが一致している
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普段使わないような難しい言葉や表現が急に出てきた
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お子さまの書く記述が、毎回やけに“模範的”すぎる
- 実力に比べて正答率が高すぎる
もちろん、これが本当に自力で導き出した答えであれば、一緒に大喜びしましょう!
ですが、そうでない場合には、せっかくのお子さまの成長のチャンスを逃してしまうことにもつながります。
最後に
教室としても、お子さまのがんばりを正しく評価し、力につなげていきたいと考えています。
そのためにも、ご家庭での「解答冊子の徹底管理」に、どうぞご理解・ご協力をお願いいたします。
【参考記事・解答管理を徹底すれば一生、丸写しはできなくなります】
厄介なのが、親が気づいていない場合です。
というのも、丸写しって親が気づかない限り、そのままになる確率が高いのですよ。
「赤本の問題はできうる限り、コピーすること」
「それができないなら解答はなんとしても切り離すこと」先生は保護者会でそう言った後、さらに恐ろしい発言をしました。
「それでも毎年答えを見て、解答用紙を埋める子は出てきます」
「そういう子は間違いなく第二志望以下の学校に入学することになります」