スタートは『嫌い』だったとしても

私は国語教室を運営しています。対象は園児から高校生まで。

それで、よく言われるんです。『大変だね』って。

何が大変かというと・・・

国語教室に来る子どもたちは、たいていは国語に苦手意識を持っています。

できる、できないは別として、『国語』に対しては、テストで良い点が取れないとか文章を読むのが面倒だとか、なんらかのネガティブな感情を抱いています。

もちろん中には『国語ができるようになりたい!』と初めから前向きな気持ちで来てくれる子もいます。

でも、ほとんどは親が『このままの国語力では困る』と悩んだ末に、まずお電話をくださいます。

子どもが自発的に国語教室に通いたいと思うのは稀なのです。

想像してみてください。

国語の嫌いな子どもたちを相手に、来る日も来る日も『国語』を教え続けているわけです。

それで、周囲の方々が心配してくれるのです。

『国語嫌いの子ばかりが集まって、授業は成り立つのかな?』

『おとなしく話を聞いてくれないんじゃない?』

好きこそものの上手なれ

大丈夫です。

なぜなら、私は国語を教えることよりも、学ぶことは楽しい!と思うことを優先させる授業をしているから。

誰だって無理にやらされることには拒否反応を起こします。

けれど、おもしろい!楽しい!と感じたことには、積極的に取り組みます。

人から押し付けられたことではなく、自分が好きだからこそ学ぶ。

学びの原点は『好き』にあるべきなのです。

12/7から来年2/3にかけて、『すべての違いを学びの源にするワークショップ』に参加します。

オンライン対話3回と京都でのリアルセッション1回を組み合わせたハイブリッドな場で、多様な教育者との対話を深め、現在の教育について徹底的に考えてみたいと思います。

そこで得たものは、今後の授業に還元していきます。