国語ができないと思ったら

ここ数年、低学年のお子さんのお母さまからお問い合わせをいただくことが増えています。

これはとても喜ばしいことです。

というのも、これまでは中学・高校受験を意識し、模試で国語の成績が安定しなくなってから慌てて相談に来られる方が多かったから。

他の教科の成績は上位クラスだけれど、国語の攻略法だけがわからない子どもの場合は、基礎はしっかりできているので、テクニックを教えるだけですぐに要領をつかみ、3か月ほどで偏差値も上がることが多いように感じます。

でも、志望校の偏差値に10近く足りない場合は、基礎ができていないのです。

「ゆっくり確実に」と思っていても、受験が1年後に迫っていたら時間がありません。

国語が苦手だと感じたら、すぐにアクションを起こすべきです。

のんびりしているうちに時間だけがたっていた、という事態は避けてほしい。

苦手をひきずったまま小学校の高学年や中高生になってしまうと、取り返しのつかないくらい「文章を読めない」ようになってしまうことがあります。

あまりにも「読めない」お子さんの場合は、家庭教師のように1対1で集中的に教えてもらった方が良いでしょう。

おうちでできることもある

低学年のお子さんには、ぜひお家で読み聞かせをし、正しい丁寧な日本語で話しかけ、たくさんおしゃべりをさせてあげてください。

音読を繰り返し、教科書をスラスラと読めるようにしましょう。漢字を正しく丁寧に書けるようにしましょう。そうすれば、学校のテストで点が取れないということは、まずありません。

それでも不安でしたら、いちど教室へご連絡ください。

国語力は、中学受験・高校受験に限らず、大学入試でも社会人になってからでも、生きている限り不可欠な力です。